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ポケモン映画「2024年」は公開されるのか

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2020年12月に「劇場版 ポケットモンスター『ココ』」が公開されて以来、新しいポケモン映画は1本も作られていない。

2023年3月にはこれまで25年間主人公であったサトシもアニメから退き、新主人公「リコとロイ」の冒険が始まった。

そして今年2024年。

2019年までであれば映画公開8ヶ月前、12月に新作の予告をするのだが、去年にも一切情報は無く、今年に入ってアニメ「ポケットモンスター」の特番があったが、そこでも一切情報は公開されなかった。

なぜ新作映画が作られないのだろうか。

背景には制作会社(OLM)と前作「ポケットモンスターココ」の公開時期に問題がある。

 

OLMの大規模人員減少

アニメ「ポケットモンスター」を始め、多くのアニメを制作しているOLMだが、そのグループ会社「OLMアジア」の従業員数がここ3~4年で108名から66名へと42名もの従業員が辞めているかリストラされている。

また、OLM全体として見てみると従業員数が約400人なのだが、この人数の少なさで昨年は30分アニメを10本、10分アニメを2本、実写ドラマを1本、実写映画を1本と従業員数と比べ割に合わない本数を制作していた。

実際、昨年テレ東系で放送されていた「ポケットモンスター(2019)」や「シンカリオンZ」などは放送休止や総集編、作画クオリティーの大幅削減など、見るに絶えない状況が続いていた。

また、OLM所属のアニメーターからは「そんなに総集編が嫌であれば過去の回でも見れば良いのではないか」などとファンに対し、攻撃的なツイートをしていたこともあり、如何にOLMがブラックなのかが伺える内容であった。

ponianipoke.hateblo.jp

 

「ココ」興行収入過去最低

本来は2020年7月に公開予定であった劇場版「ポケットモンスターココ」であったが、新型コロナウイルスの蔓延や緊急事態宣言などの社会情勢によって公開延期を余儀なくされ、2020年12月の公開となった。

だが、新型コロナウイルスの蔓延により外出自粛や映画館という「密」な環境を避けるようになり、映画館へ行く人が非常に少なくなってしまった。

公開延期やコロナ禍による外出自粛により、「ポケットモンスターココ」の興行収入は過去最低となり大赤字といってもいいレベルとなってしまった。

 

OLMの件や前作の興行収入によって、ポケモン映画を作る余力お金も無くなってしまった。

ポケモンアニメ新シリーズ「ポケットモンスター(2023)」も視聴率や見逃し配信の再生数が減少傾向にあるなかで果たしてポケモン映画は作れるのだろうか。